【院試】大学院入試の面接について 面接対策は必要なのか、就活との違いとは
こんにちは
なんだかんだ忙しくて全秋更新から随分日が空いてしましました…
ちょうど今頃(8月後半)、院試がクライマックスを迎えているのではないでしょうか?
ということで、今回は院試で必ずといっていいほど課される「面接」についてまとめてみました!
院試における面接とは
「面接」ってあんまり学生生活や試験で直面することって少ないのではないでしょうか?
AO・推薦組ならともかく、一般入試ではまず問われないし、大学の試験でも語学の授業以外で面接試験があることってまずないですよね。
ところが院試では十中八九、二次試験以降で面接が課されます。
どの程度重要なのかは(私見ですが)後述しようと思いますが、少なくとも試験なので対策が必要なことは間違いないです。
時折、「面接は形骸化していて、教員との雑談で終了するから気にしなくて良い」などという人もいます。研究科によって存在することを否定するわけではないですが、毎年ある程度の倍率があり、一定数不合格になっているのであれば全く気は抜けません。
「試験」のフローであることは間違いなく、ふるいにかけているわけですから。
やりがちなミス
就活とは違う
ここで対策としてよくやりがちなミスが「就活のような面接対策をすること」です。
ちょうど同級生が就活を終えて内定をもらっている頃合い。ついつい感化されることはありうるでしょうし、刺激を受けてモチベーションを高めることは悪いことではないと思います。
しかし、就活のようないわゆる「ガクチカ」「自分の強み」「逆質問」などを対策する必要性は全くありません。
こないだ、「逆質問で研究室への関心を示さないと、志望度が低いと見なされる」というツイートを拝見しましたが、そんなことはほぼあり得ません。落ちたのであれば、それ以外の要因です。
というのも、就活は企業側として「どのような学生なのか」を知り会社や職種に適合し、活躍しそうかを判断するのに対し、院試は「研究能力があるのか」です。
自分の研究領域に十分な理解があるかを、筆記試験に加えて再確認するとともに、今後研究生活を送り、成果を上げられるかを判断する場です。
「志望動機」くらいは聞かれることもあるのかもしれませんが、それすらまれです。
熱意はないよりある方がいいでしょうが、それは二の次です。
大切な要素
では面接試験のために何を固める必要があるのでしょうか。
私は以下の二点だと思います。
- 研究領域への理解&研究計画書について
- なぜその研究がしたいのか(他の研究ではなく、その研究なのか)
一点目の、研究領域への理解ですがこれが一番大事です。一次試験でも問われていると思いますが、引き続きこの点に関しては質疑があります。
当然ですが、研究を行うにあたって先行研究を全然読んでなかったり、学部レベルの知識がなかったりする場合、どんなに熱意があっても研究に支障が出るからです。
場合によっては、一次(筆記)試験の出来具合についても質問されることがあるそうです。私は経験ありませんが…
また、現実的でない研究計画書もここで詰められます。修士課程は2年間なので、この期間に成果を上げられる内容にしましょう。
場合によっては、博士に行く前提であれば、5年間でやる予定ですという説明で乗り切れることもあるそうです。聞いた話ですが。
二点目の、なぜその研究がしたいのか、という質問は、少しだけ就活に似ているかもしれません。
世の中には数多の研究課題が累積する中で、なぜ自分が関心を抱いたのか、その分野に絞るのかという点については聞かれることが多いように思います。
ただ、これも就活のように自分の原体験に結びつけるだけでは不十分だと言えます。
ポイントは、「どのような学問的意義があるのか」という点です。
たとえ自分が強い関心を持っていても、すでに研究されていた場合、それは先行研究を読み込んでいないとみなされます。
さらに、その研究をしても学問的意義も、社会的意義も薄いものだと、なぜ他の社会的要請の高い分野を研究しないのか、という質問がくることもあります。
すでに研究計画書を書くときに気を付けていらっしゃることと思いますが、自分の研究の学問的意義を踏まえて、関心について話せることは重要だと考えます。
面接試験は院試において重要か
まず、各試験の配点によります。当然ですが。
全体の何割を面接で占めているのかによって、必然的に優先順位が変わるでしょう。
その上で言うと、面接試験に特化した対策よりも、筆記試験や提出書類を合わせた院試の準備を、丁寧に行うことが内容の濃い面接に繋がるのではないかと思います。
文中でも述べましたが、面接で重要な内容は、研究計画書などの作成にも大きく関わります。
専門分野の知識という点に着目すれば、筆記試験に強く関連していることは明白です。
となれば、面接だけでなく、その前段階から念入りな対策が必要であるという結論になると思います。
しかし、人前で話すことが苦手!という人(私もですが)は、要素をメモにまとめて何度か練習することをおすすめします。
上述の他にもよく出る質問はググればすぐに出てきますし、5、6個オーソドックスなものを対策しておけば十分です。
そんなに気をてらった質問が出てくることはないです。もし想定していない厳しい質問がくるとすれば、自身の研究内容についてだと思います。
最後に
私は面接が大の苦手でした。ただ、院試の面接はコミュ力ではなく、研究内容についての質疑応答がポイントです。
考えすぎずに、聞かれた質問にきちんと答えていれば大丈夫だと思います。
一橋大学 大学院 社会学研究科 院試(特別選抜)
この記事にたどり着いた方…
あなたは、一橋大学社会学研究科の院試対策の情報を求めてネットを彷徨い歩いた方ではないでしょうか??(特に外部受験)
大学入試と比較して、院試それも文系の院試対策についての情報は大変少ないですよね。
私も全く情報がなく、苦労というよりは諦めに近い状況でした。
私が受験した当時は、noteに詳細に受験対策と試験内容についてお書きになられている方が、一名いらっしゃったのですが、そのかたもnoteを消してしまわれており…
実のところ、私は秋期試験(特別選抜)で一度落ちており、春期試験でなんとか合格した口なので、全く偉そうなことはなーんも書けないのですが、何もないよりは参考材料が一つでも増えた方がいいだろうということで記録を残そうと思った次第です!
あくまでも、参考程度にご覧いただければと思います!!
春期試験についてはこちら(こっちで合格しました)
*半分以上春期と同じことを書いています。(似ているところが多かったので)
「サボってるなこいつ」と怒らず温かい目で見守っていただければと思います
追記:本文中でも繰り返していますが、この入試方法では落ちましたので、勉強方法よりも私の反省点を中心に読んでください笑
試験概要
社会学研究科の院試全般
院進を検討する人が試験の概要を知らないとは思えないのですが、念のため軽く触れることにします。
詳細はHPを必ず確認するようにしてください!!
試験は修士課程に限れば
- 秋期一般選考
- 秋期特別選抜
- 春期選考
の3つです!
これに外国人入試や社会人入試、博士課程などが加わります。
今回は、特別選抜についてです!
特別選抜
まず秋入試には一般選考と特別選抜に分かれていることに注意が必要です!
大きな違いは、一般は専門科目の筆記試験があるのに対し、特別選抜の場合はそれがありません。代わりに大学の成績が規定の要件を満たしていることが条件です。
1次選抜は
- 研究計画書 (所定のフォーマットあり。2000字くらい)
- 大学の成績
- 外国語検定試験
で判断されます。
2次選抜は
- 面接
- 英語の和訳
が試験内容になります。詳細は後述しますが、「英語の和訳」と書いている部分は、必ず英語というわけではなく、受験生や大学院での研究内容によっては別の外国語になったり、古文書などの史資料読解に変わるようです。
対策
ここでは実際に私が受けたときの試験の流れと、そのときの対策を書きたいと思います。
それが本当に正しい対策であったか、当時の記憶が正確かについては一切の責任を負いませんので、どうか参考程度にとどめるようにしておいてください。
1次選抜
研究計画書は、大学院の卒業後の進路希望や今までの勉強、大学院での研究計画などについてまとめたものです。大学院所定のフォーマットがあるので、それに沿って書けば問題ありません。確か、これまでの勉学、大学院の研究計画、それぞれが2000字程度だったと思います。大体どこの大学院もこれと同じか、もう少し長いかなーという感じだと思うので、そこまで負担には感じませんでした!参考文献は字数には含まなかったと記憶しています。
さらに、研究計画書内に入試要項に沿った計算方法でGPAが3.0以上であること、院での研究を予定する学問分野に密接に関わる科目で2つSやAなど4段階評価で最高評価を得ていることを明記しなければなりません。
ここで注意なのが、GPAは独自の計算式があり通常の成績証明書とは異なる数値の可能性があります!!(特に外部受験の人)
必ず自分で計算し直して確認するようにしてください!
研究計画書の質は言うまでもなくとても大事ですが、成績がどの程度試験に影響するかは未知数です…
というのも、通常も成績証明書は提出するもののそれで落とされたという話はあまり聞きません。ただ、この入試方式はわざわざ成績で筆記試験で免除をする方式なので、通常よりは成績が与える影響が大きいのではないかと考えられます。
また、外国語の検定試験の結果も合わせて送付します。
任意のようですが推奨と書いてあるので、ほぼ確実に出した方がいいと思われます。英語であれば、英検・TEAP・TOEFL・TOEICなど様々な検定試験が利用できます!
大学院によってはTOEICやTEAPはNGのところもあるので、併願を考えている場合にはそちらの要項も注意して確認しておいた方がいいと思います。
また英語だけでなく、中国語・ドイツ語・フランス語・韓国語・イタリア語など様々な語学の試験結果を提出できますし、複数の結果を提出することも可能です。
もし、英語以外にもできる言語がある方はそちらも合わせて提出されることをおすすめします!
私自身は、TOEIC、英検、ドイツ語検定を出しました。今考えると少し欲張ってるよなと思います笑
2次選抜
1次選抜を通過すると次は面接です。
大きく分けて、
- 自分のこれまでの研究と研究計画書について説明
- 先生方からの質疑
- 和訳問題
です。
まず、①はどの大学院でもあることなので割愛します。確か3分か5分かその程度でした。
②は、研究計画書や卒論についての質問や、使用した概念や用語の確認、その学問分野の基本用語の説明などでした。こちらもオーソドックスかなと思います。
用語の確認のために、一応有斐閣の教科書を一冊読んで、用語をまとめました。
時間に余裕がなければ、卒論の内容と研究計画書の内容に集中した方がいいと思います!
これらの対策も、たくさん情報がでているのでそちらも合わせてご参照して欲しいですが、私からのアドバイスとしては、希望する教授がよく使う概念や用語、方法論であるからといって、よくわからない場合・自分の研究に合わない場合に無理して研究計画書に盛り込まないということです!
ややもすると「先生と共通点を持っていた方が志望動機の強化に繋がるし、興味を持ってもらえて合格につながるかも…!」と思うかもしれませんが、院試は就活ではありません。
(就活を貶しているわけでは全くないですが)
それがプラスに働くことはそこまでないし、むしろ教員はその分野、方法について特に熟知しているので突っ込まれやすく、すぐにボロが出やすくなります。
もちろん最初から自分の研究と指導教官の研究が似た概念や方法論に基づくのであれば問題ないですし、むしろそうした研究室を選ぶべきですが、無理してこじつけるメリットは何もないということです。
何度でも言いますが、無理やり作った研究計画書は教員が見れば秒殺です。いや瞬殺か。
③はその場で英文を渡されて、一定時間で読んだあと頭から訳すという形式でした。
HPにも書いてありますが、場合によっては英語以外の外国語になったり、史料の読解になる場合があるそうです。
知り合いで一人、中国語で受けたという方がいました。
難度に関しては、これは先生次第というしかありません。大体は論文の切り抜きや雑誌の一部分、教科書の一部分などが多いみたいです。
自分が受けた試験の難易度で言えば、英字新聞以上、論文未満といったところですか…
私は出来が悪かったのであまりアドバイスできることはないのですが、英文を口頭で和訳するという練習はした方がいいと思います。
文章は読めても、それをきちんとした日本語にする能力、そしてそれを書くのではなくリアルタイムで和訳して発声する、というのはまた別の訓練が必要かも…と気づいたのは試験後でした笑
特に昨今は、文法・和訳偏重から、英語を英語のまま理解しようとする教育に大きく変わっているので尚のこと正確な和訳練習は必要ではないかと思います。
私自身、TOEICは800点代でそこまで悪くもないはずですが、かなりこの問題は苦戦しました。
また、最後までいくことよりも正確に自然な日本語に訳すことの方が大事な気がします。
最初に与えられた時間で全部をきちんと訳そうとすると、せいぜいSVの把握が関の山で、必ずどこかで修飾関係などでミスります。
私の時は、先生もできるところまでとおっしゃってくださったので、無理をせずもう少し落ち着いて読めばよかったなと反省しました。
最後に(反省点)
なんと言っても二次面接での語学試験を甘く見ていました。面接は研究計画書メインだろうし、そんなに難しい英文は出ないだろうと思っていたんですよね。
しかも、TOEICの点数もそこまで悪くもなく(よくもないけど)、いくつか検定試験の合格を持っていたのも慢心した原因でした。
TOEICで点が取れるのと学術的な文章を正確に訳せる能力は全然別物だと気づくのは試験を受けている最中でした。なんとなく書いている意味は理解できても、それを日本語に逐語的に組み立てるのがなんと難しいことか。
来日3ヶ月の外国人のようなたどたど日本語しか出てきませんでした苦笑
しかも、冷静に考えていくら検定試験の結果がよくても、対面で試験したときに全然英語が読めなければ説得力がないですよね…
なーんてことに気がついたときには後の祭りでした。
ということで、英語はそれなりに対策した方が良いのではないかと思います。
あとは、上でも書きましたが研究計画書に知ったかを書かないことですかね…
この点も自分は甘かったなぁと思います。
上の点を改善してなんとか春に合格をいただけたのですが、皆さんはさっさと9月に合格を決めてしまいたいと思いますので、私の二の舞にならないようにうまくいくことを祈念しております!
一橋大学 大学院 社会学研究科 院試対策 (春期)
この記事にたどり着いた方…
あなたは、一橋大学社会学研究科の院試対策の情報を求めてネットを彷徨い歩いた方ではないでしょうか??(特に外部受験)
大学入試と比較して、院試それも文系の院試対策についての情報は大変少ないですよね。
私も全く情報がなく、苦労というよりは諦めに近い状況でした。
私が受験した当時は、noteに詳細に受験対策と試験内容についてお書きになられている方が、一名いらっしゃったのですが、そのかたもnoteを消してしまわれており…
実のところ、私は秋期試験(特別選抜)で一度落ちており、春期試験でなんとか合格した口なので、全く偉そうなことはなーんも書けないのですが、何もないよりは参考材料が一つでも増えた方がいいだろうということで記録を残そうと思った次第です!
あくまでも、参考程度にご覧いただければと思います!!
試験概要
社会学研究科の院試全般
院進を検討する人が試験の概要を知らないとは思えないのですが、念のため軽く触れることにします。
詳細はHPを必ず確認するようにしてください!!
試験は修士課程に限れば
- 秋期一般選考
- 秋期特別選考
- 春期選考
の3つです!
これに外国人入試や社会人入試、博士課程などが加わります。
私が受験したのはこのうち、特別選考と春期選考なのでそちらについて説明できたらなと思います。
(今回は春期。秋期に関してはこちら)
春期選考
春期選考についての概要ですが、まず秋期と大きく異なる点は筆記試験がないという点です。
その代わりに1次選抜は卒業論文を含む書類選考、2次選抜は面接口述試験になります。
どちらも配点は100点ずつです。
1次選抜は
- 研究計画書 (所定のフォーマットあり。2000字くらい)
- 卒論 (字数指定は特になし)
- 卒論の要旨 (英語で1600word)
- 大学の成績
で判断されます。
2次選抜は
- 面接
- 英語の和訳
が試験内容になります。詳細は後述しますが、「英語の和訳」と書いている部分は、必ず英語というわけではなく、受験生や大学院での研究内容によっては別の外国語になったり、古文書などの史資料読解に変わるようです。
対策
ここでは実際に私が受けたときの試験の流れと、そのときの対策を書きたいと思います。
それが本当に正しい対策であったか、当時の記憶が正確かについては一切の責任を負いませんので、どうか参考程度にとどめるようにしておいてください。
1次選抜
研究計画書は、大学院の卒業後の進路希望や今までの勉強、大学院での研究計画などについてまとめたものです。大学院所定のフォーマットがあるので、それに沿って書けば問題ありません。確か、これまでの勉学、大学院の研究計画、それぞれが2000字程度だったと思います。大体どこの大学院もこれと同じか、もう少し長いかなーという感じだと思うので、そこまで負担には感じませんでした!参考文献は字数には含まなかったと記憶しています。
そのほかに論文とその要旨を提出する必要があります。
おそらく大学院に行こうとする人は卒業論文を執筆していることがほとんどだと思うので、それを提出すればOKです!
書いていなければ2万字から4万字程度で書いたらいいのかな…
自信はないので確認した方がいいと思います。
あと、卒論のポイントは字数より質です。これは間違いない。
自分は他の院試でも毎回卒論だけは褒めていただいていたので、それで受かったのではないかと邪推しています…(それだけ他がダメだった笑)
要旨は日本語で卒論を書いていたら英語です。内容を要約したらいいと思います。
論文に必ずついているアブストラクトを参考に、字数を少し膨らましたらいいのではと思います。私も様々なアブストを参考にして、英語の言い回しや表現、論の組み立て方などを真似していました。(内容の剽窃は当たり前ですがしていません)
大学の成績証明書も送りますが、よほどひどくなければこれでは落ちないと思います。
ただ面接の時に、どのような科目を履修してきたかは確認していらっしゃいました!
2次選抜
1次選抜を通過すると次は面接です。
大きく分けて、
- 自分のこれまでの研究と研究計画書について説明
- 先生方からの質疑
- 和訳問題
です。
まず、①はどの大学院でもあることなので割愛します。確か3分か5分かその程度でした。
②は、研究計画書や卒論についての質問や、使用した概念や用語の確認、その学問分野の基本用語の説明などでした。こちらもオーソドックスかなと思います。
用語の確認のために、一応有斐閣の教科書を一冊読んで、用語をまとめました。
時間に余裕がなければ、卒論の内容と研究計画書の内容に集中した方がいいと思います!
これらの対策も、たくさん情報がでているのでそちらも合わせてご参照して欲しいですが、私からのアドバイスとしては、希望する教授がよく使う概念や用語、方法論であるからといって、よくわからない場合・自分の研究に合わない場合に無理して研究計画書に盛り込まないということです!
ややもすると「先生と共通点を持っていた方が志望動機の強化に繋がるし、興味を持ってもらえて合格につながるかも…!」と思うかもしれませんが、院試は就活ではありません。
(就活を貶しているわけでは全くないですが)
それがプラスに働くことはそこまでないし、むしろ教員はその分野、方法について特に熟知しているので突っ込まれやすく、すぐにボロが出やすくなります。
もちろん最初から自分の研究と指導教官の研究が似た概念や方法論に基づくのであれば問題ないですし、むしろそうした研究室を選ぶべきですが、無理してこじつけるメリットは何もないということです。
何度でも言いますが、無理やり作った研究計画書は教員が見れば秒殺です。いや瞬殺か。
③はその場で英文を渡されて、一定時間で読んだあと頭から訳すという形式でした。
HPにも書いてありますが、場合によっては英語以外の外国語になったり、史料の読解になる場合があるそうです。
知り合いで一人、中国語で受けたという方がいました。
難度に関しては、これは先生次第というしかありません。大体は論文の切り抜きや雑誌の一部分、教科書の一部分などが多いみたいです。
自分が受けた試験の難易度で言えば、英字新聞以上、論文未満といったところですか…
私は出来が悪かったのであまりアドバイスできることはないのですが、英文を口頭で和訳するという練習はした方がいいと思います。
文章は読めても、それをきちんとした日本語にする能力、そしてそれを書くのではなくリアルタイムで和訳して発声する、というのはまた別の訓練が必要かも…と気づいたのは試験後でした笑
特に昨今は、文法・和訳偏重から、英語を英語のまま理解しようとする教育に大きく変わっているので尚のこと正確な和訳練習は必要ではないかと思います。
私自身、TOEICは800点代でそこまで悪くもないはずですが、かなりこの問題は苦戦しました。
また、最後までいくことよりも正確に自然な日本語に訳すことの方が大事な気がします。
最初に与えられた時間で全部をきちんと訳そうとすると、せいぜいSVの把握が関の山で、必ずどこかで修飾関係などでミスります。
私の時は、先生もできるところまでとおっしゃってくださったので、無理をせずもう少し落ち着いて読めばよかったなと反省しました。
最後に
春の院試はどうしても時期が遅くなります。
大学入試と比べれば大したことないのですが、院試の場合、就活組は6月、院進組も9月には進路を決めていて孤独感が半端ない…
そのためメンタルをいかに健康に保つかも大事なポイントのように感じます!
個人的には、勉強をがんばりつつ適度に飲みに行ったり、遊んだりしてもいいのではないかと思います。特に、就職することは3月で会えなくなってしまうので…
春に良い結果が出ますよう、微力ながら応援してます!!
二冊目の単語帳はいつから?二冊目は必要?【早慶上智・難関大】おすすめの単語帳について
みなさんこんにちはー!
塾のバイトで生徒から度々聞かれる質問に
「単語帳は2冊目までやった方がいいですか?」
「2冊目の単語帳はどれがいいですか?」
というのがあります。
確かに、問題集などは基礎から始まって、応用、過去問といった具合にレベルアップさせていきますよね!
こうしたことを踏まえると、単語帳はどうするべきなんだろう…という疑問は当然出てくると思います。
今回のブログでは、2冊目をやるべきか、やるなら何がおすすめかということについて、(あくまでも私の意見ですが)書こうと思います!
2冊目をやるべきか
英単語帳の2冊目をやるべきかどうかは、人によるけれどやらなくても大丈夫な場合が多いと思います!!
僕も1冊をやり込む方法で乗り切りましたし、周りでも1冊に決めて何回も取り組んでいる人が多い印象でした。
ただ、必ず1冊でOKというわけでもないので、以下で詳しく理由を説明しようと思います。
①最初の1冊目のレベルによる
当たり前ですが、最初に選んだ1冊目がどのレベルの単語帳なのかということに左右されます。
例えば、英語がとても苦手な人は最初は中学生レベルのものを使っているかもしれません。
それ自体は全く問題ない(本当に問題ない)のですが、それだけでは大学受験には不十分なことは明らかですよね。
例えば、超有名英単語帳シリーズの「ターゲット」も実に1200から1900までレベルが分かれています。
1900であれば早慶上智でも1冊で十分だけど、1200だと足りないなぁというのはみなさんも納得いただけると思います。
②2冊目をやるよりも1冊を完璧に
さて、1冊目が「ターゲット1900」や「速単」、「DUO 3.0」などを使っている人でも2冊目をやるべきでしょうか?
私は特にやる必要はないのかなと思っています。
もちろん語学を習得するという観点にたてば、語彙力は高ければ高いほど良いのでいくらでもやるべきでしょう。しかし、大学受験に合格するという観点にたつのであれば別です。
どれだけ語彙力をつけても、本番の長文内には必ずわからない単語が出てきますし、わからない単語があっても合格することは可能です。各出版社が分析し、よく出る単語をしっかり把握しておけば十分でしょう。
むしろ、1冊の単語帳のなかでわからないものがある方がまずいです!
だって、その単語帳の中にあるのは無限にある英単語の中でも、受験で大変よく登場する厳選された単語なわけで、あれこれと手を出すよりもそこにあるものをしっかり覚えるべきでしょう。
また、受験でよく出る単語というのは概ね共通していて、それを厳選して載せるわけなので、当たり前ですが、どの単語帳も載っている単語はほとんど同じになります。(そうじゃないと困るけど)
なので、何冊もやるよりは自分の相棒を信じて徹底的にやり込むことが重要じゃないかなと思います!!
③やるなら前のものよりレベルが上がるもの
でもそうは言っても、すでに英語が得意で上記の英単語帳はとっくに完璧という人もいると思います。まだ高校一年生など時間に余裕がある人も、もしかしたら2冊目を検討するかもしれません。
そう言った場合のために2冊目におすすめの単語帳をまとめてみました!
ポイントは②であげた単語帳よりもレベルをあげるということです。既に述べましたが、同じ難易度だと載っている語彙がほとんど同じので時間の無駄になります…
ちなみに…
「難関校が志望校だから心配!」「1冊目だと不十分だから成績が上がらない」という人に2冊目はおすすめしません!
まず②で触れた単語帳を完璧にすることが優先です。そうすれば必ず成績は上がりますので!
・鉄壁
言わずと知れた単語帳界の帝王ですよね…
本当に辞書みたいに分厚くて、初めてみた時に笑っちゃいました笑
これは派生語や語源、類語が充実していて、英語を本気でものにしたいと思っている人にはとってもおすすめです!
(受験合格のためにここまでやる必要があるかは置いておいて)
これは分野別に難度の高い単語を補強することができます!
自分の受験する学部や頻出のテーマなどに沿って部分的に使う方法もありだと思います。
・英検(パス単など)
最後は英検用の単語帳です!
準一級くらいは難関校を受ける人であれば取得を目指す人も多いと思うので、その面でもおすすめです。
それまで使ってきた単語帳の雰囲気に一番近いのはこれなのではないかなと思います。
最後に
今回は、2冊目の英単語帳についてまとめました。
基本的には、余力のある人&英語が得意な人以外は1冊で十分だと思います!
受験勉強は英語(語彙力)のみにかけれるわけではないですからね…
【大学入試】英語長文のおすすめ参考書|偏差値70が長文が苦手な初心者にすすめる5選!
みなさまこんにちは!
大学受験では避けて通れない長文対策…
「英語が苦手なのに長文なんて無理😭!」という人も多いのではないでしょうか?
しかし近年では入試改革に伴い、英語の長文の対策の重要性がどんどん増しています!!
今回は、なぜ重要になってきているのかをご説明した後、長文が苦手な長文初心者におすすめの参考書を紹介します😀
僕自身これらの参考書を使って模試で偏差値70を達成しました!
なぜ長文の重要性が高まってきたのか
結論から言うと
大学入試改革に伴い、思考力が必要な問題が増えたから
昨今、入試改革を国が主導して行ってきました。理由は、今までの知識ばかりを問う入試だと、入試対策が暗記ばかりになり、思考力が身につかないからです。
そこで英語では語い問題や文法問題など、知識問題を減らし、長文問題など思考力を必要とする問題を増やしました。
こういった背景から、英語で高得点を取るには長文の対策が不可欠になっています
実際に大学共通テストでは、センター試験時代にあった発音問題や文法問題が削除され、すべて長文問題になり、私立大学や国公立大学の二次試験でも長文問題の割合がほとんどを占めるようになりました。
おすすめの参考書 5選
1. やっておきたい英語長文シリーズ (300か500)
このシリーズは長文の字数で分けられていて、長文苦手な人におすすめなのは300か500です!
問題数が充実しているので、とにかく練習したい!という人におすすめです
長文にアレルギー的なものを感じる人は300から!実践的な力を身につけたい人は500にチャレンジしましょう
どちらかで迷っていたら個人的には500をおすすめします
というのも、実際の入試では300字程度の長文(というより短文)は、簡単すぎてほとんど出題されないからです😭
実際の入試を戦うためには、500字程度を読める体力をつける必要があります!!
2. イチから鍛える英語長文シリーズ
こちらもシリーズ化している問題集です!
これは「イチから鍛える」ことをコンセプトに作られているので、中学校レベルの英語が不安だったり、単語力に自信がない人にもおすすめです
毎回、単語集を付けてくれているのでいちいち辞書を引く手間が省けるのもポイントですね!
音読用のCDがついているので、音読対策やリスニング対策もこれ一冊でできちゃいます!
3. 東進 英語長文レベル別問題集シリーズ(3)標準編
この問題集は、東進の名物講師である安河内哲也先生が作成されている問題集です!
僕自身、安河内先生の授業を受けていました☺️
先生の授業はとってもわかりやすくて、解説がすんなり頭の中に入ってくるのでとってもおすすめです!
今回は標準編をおすすめしましたが、中学校レベルから確認したい人はレベル1や2もあるので、そちらも要チェックです!
4. 大学入試英語長文ハイパートレーニングシリーズ レベル2
こちらも安河内先生の問題集です!
これは英語長文レベル別問題集シリーズに比べると、一問に対する解説が多いです!
なんでこの選択肢が正しいのか、なぜこの選択肢が間違っているのかを丁寧に解説してくれています
長文問題集の中では、一番解説が充実しているかもしれません!
5. 全レベル問題集英語長文シリーズ
今回紹介した問題集の中では比較的簡単な方で、量も少なめです
なので、長文に取り組むのが精神的にしんどくてやる気が出ないという人にとっては、ライトな問題集なので手に取りやすいと思います!
レベル1や2で基礎体力をつけて、レベルアップしていきましょう!!
おわりに
英語の長文対策は力がつくまで時間がかかります…!
今回紹介した問題集を使って、地道に諦めずに頑張りましょう!!
【ドイツ語勉強法】大学生がすすめるドイツ語単語の覚え方 part2
みなさまこんにちは!
これの続きです。
アプリ
「隙間時間に単語を勉強するべきなんだろうけど、スマホいじっちゃう…」
というあなたにおすすめの方法です!
僕もついスマホに手が伸びがちで…
しかも単語学習って短調だから集中力切れがちなんですよね…
そんなあなたにおすすめのアプリを2つ紹介します!
1. スマホをやめれば魚が育つ(スマやめ)
2. 自分で作る単語帳 WordHolic!
百均や文房具屋さんで、単語帳売ってますよね
あれのアプリ版がこれです!
僕は覚えられなかった単語をこれに打ち込んで、隙間時間にチェックするようにしてました!
ふと思いついた時とか、ちょっとした空き時間とか、いちいち単語帳を取りに行ったり、開くのは億劫だなって時でも、スマホはポッケに入っていることが多いと思うので、隙間時間の活用におすすめです!
おすすめの単語帳
僕がおすすめする単語帳の紹介をしたいと思います!!
1. 『独検3級レベル 重要単語1000』(語研)
これは、ドイツ語検定3級対策の単語帳なんですが、内容がとっても充実してます!!
基礎単語から、3級レベルを少し超えた2級レベル難度の単語まで網羅されています!
実は、僕はドイツ語検定2級を受ける時に、この単語帳を完璧にすることで合格することができました笑
そのくらい内容が充実しているおすすめの単語帳です!!
最後のページには、日常会話で使う表現や、前置詞と動詞の組み合わせの一覧なども載っているので要チェックです!
2. 『新・独検合格 単語+熟語1800』(第三書房)
「ドイツ語単語帳」と調べたら必ずヒットすると言っても過言ではないですね笑
その特徴はなんといっても収録された語彙数!!
その数、なんと1800!!
入門レベルから中級レベルまで幅広ーく網羅されているので、ずっと長く使える単語帳だと思います!
実際に、検定試験なんかでも一番持っている人が多い気がします笑
3. 『場面別ディアロークで身につけるドイツ語単語4000』(ペレ出版)
最後におすすめするのはこれ!
単語の数も充実してますし、場面別に単語がまとめられているので、実践的に単語を覚えることができます。
またディアロークに関連した語や、派生語もすべてまとめてくれているので、一つのディアロークから様々な単語を有機的に覚えることができる優れもの。
ある程度、ドイツ語学習が進んできた方にはとってもおすすめの一冊です!!
最後に
【ドイツ語勉強法】大学生がすすめるドイツ語単語の覚え方 part1
今回はドイツ語学習(語学学習)において避けては通れない、単語の覚え方についてお話ししたいと思います。
僕自身、この勉強法で2ヶ月半で、ドイツ語学習をしばらくサボっていて状態からドイツ語検定2級に合格することができました!!
はじめに
当たり前のことなのですが、ここに書く勉強法や意見は僕個人のものであって、何か科学的に証明されたわけでもないですし、他にも勉強法はたくさん存在します。
特に単語の暗記は、最終的に暗記してしまえばOKな訳ですから、ぜひいろいろな方法を試してみてご自分に合った方法を見つけてください!
この記事がその一助になれたら、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。
単語帳
語学学習の際に単語帳を使ってことがある人は多いのではないでしょうか?
ドイツ語に限らず、英語や他の言語でもたくさんの単語帳が売ってますし、高校生とかが電車とかで一生懸命に英単語帳で勉強している姿を見かけますよね。
僕自身も単語帳はいくつも使ってきました。
ここでは単語帳の使い方、そして最後におすすめの単語帳についてお話ししようと思います。
1. 見て覚える
まず、おすすめの方法は見て覚える方法です!
おそらく、単語を覚える時に書いて覚える人も多いのではないかと思うのですが、大量の単語を覚える時はあまりおすすめしません。その理由は以下の通りです。
- すべての単語を覚えるまで複数回書いていると、手も疲れるし時間がかかる
- スペルを完璧にしなくても読解やリスニングの時はさほど困らない
- (特に読解やリスニング対策メインの場合)スペルを完璧にすることは後回しにして、一つでも多くの単語を覚えた方が点数が伸びる
複数回単語を書いていると、時間もかかりますし疲れます。
それに、自分でドイツ語を書く必要があるのでなければ、スペルを完璧に覚えていなくても大きな問題はないですし、多少スペルを間違えても通じることの方が多いです。
例えば「すはらしい独創性のあるキャンペンが展開された」という文を見ても、「すばらしい独創性のあるキャンペーンが展開された」と読むことは可能ではないでしょうか。
ということで単語はまず見て覚えることがおすすめです!
その際に、声に出したり、付属の音声を聞いて単語の読み方を確認すると、リスニング対策にもなるのでぜひやってみてください。
僕の場合は
ドイツ語を見て→和訳を頭の中で再生or声に出す→もう一度見る→…
を繰り返して1ページ終わったタイミングで、1ページ分全部目を通して、既に忘れてしまっているものがないか確認して次に進んでいました!
僕も以前は紙に書く派だったので、「見るだけで覚えられるの〜?」って感じだったんですが、意外にいけますよ!笑
2. 書いて覚える
見る覚え方でも、ある程度は覚えられると思うのですが、いくつかなかなか覚えられない単語がが出てくると思います…
相性の悪い単語があるんですよね…
そんな時は、アプローチを変えてペンとノートを使ってみましょう!
単語を書いて練習するときのポイントは声に出したり、音声を聞いたりすることです!
その方が暗記の効率が高まるのでおすすめです!
「全部いちいち音声を確認するのはめんどくさいなぁ…」という方は、スペルをみて発音がわからないものだけでもチェックしておくのがいいと思います!
僕は、ノートを一冊「単語練習用ノート」として、単語をひたすら書くノートを決めて練習してました笑
裏紙などに書いて練習するのも全然ありだと思うのですが、ノートに書きためておくことで、練習する時に、以前練習していた単語が目に入るので、ちょっとした復習もできて結果的によいアイデアだったかなと思っています!
ちょっと予想より長くなりすぎてしまったので、続きはもう一つの投稿に分けます!